不動産事業 経営者Aさん × 医療テック企業代表Bさん

出会いも、再会も、思いがけない偶然から
〜“料理と空間がつなぐ、人生の節目とご縁”〜

出張料理から始まった縁が、今では「ここをホームにしている」と語るほど深まっていた。
会員制レストランという特別な空間で、ふとした再会や出会いが重なり、人生の節目を彩っていく。
今回のゲストは、不動産業を営むAさん。家族との時間や仲間との交流にこの店を活用し、「偶然の重なりが生んだ贅沢な時間」を語ってくれた。Bさんは医療×IT領域で活躍する起業家。多忙な人々の健康を支えるプライベート医療を提供する彼も、この空間に魅了され、定期的に足を運ぶひとりだ。
出張料理から始まった縁が、
再びこの場所でつながる

B/最初の出会いは、共通の知人の紹介で僕の自宅に来てもらったホームパーティでした。コース料理を出してもらったんですが、本当においしくて。それで一度終わったんですけど……2年後くらいに、また別の知人経由で食事会に誘われたら、そこにいたのがオーナーの澤田さんだった(笑)。

ーーそんな偶然ある?って思いましたよね(笑)。しかもそのとき、ちょうど今の店舗構想の話をしていたんです。Bさんから「できる前に入りたい」って言われて、本当にうれしかった。

あの時点で「ここ、絶対いい場所になるな」と思ったんですよ。空間のセンスもそうだし、料理もちゃんとブレてない。その後すぐ入会させてもらって、もう何度も来てます。

まさに“縁が重なる場所”ですよね。この店がただの食事の場じゃなくて、人の想いが交差するような空間になっているのが嬉しいです。

「家族と一緒に過ごす時間」を、
誰もがくつろげる場で

A/うちでは毎年、親族を集めて新年会をやってたんですが、母や妻がほぼキッチンに立ちっぱなしで……それがずっと気になってたんです。今年は初めてこのお店にお願いして、自宅に来てもらいました。

ー ありがとうございます。ご家族皆さんと一緒にゆっくり食卓を囲める時間を作るって、本当に素敵なことですよね。

A/初めて母も座って食事できたって、喜んでました。プロにお願いするって、ただ料理を出してもらう以上の価値があるなって実感しましたよ。

ー 本来あるべき“家族の食卓”が戻ってくる瞬間に立ち会えるのは、自分の仕事のやりがいでもあります。

B/今は医療の現場にいても、結局“日常を整える”ことがどれだけ健康につながるかを実感しています。だからこそ、こうした食の時間にも積極的に関わりたいんですよね。

安心できる空間だからこそ、人との距離が縮まる

A/この場所の魅力って、来ている人たちの質だと思うんです。変な人がいない(笑)。それって安心材料ですよね。

ー 実はそれ、かなり意識しています。紹介制にしているのも、「大事な人を連れてきたくなる場所」にするためで。だから自然といい空気が生まれるんです。

A/僕、基本的に新しい人とは会わない主義なんですけど、ここで会う人は例外。実際、前回来た時もすごく気の合うアーティストの方と出会って。その後も交流が続いてます。

B/自然な空気の中で交わる会話って、心のバリアが下がるんですよね。初対面でも不思議と距離が近くなるというか。
この店が持つ“安心感”が、それを後押ししているんだと思います。

年齢も肩書きも飛び越えて、“語り合える場”に

A/前に50代後半から60代の経営者の方々とここで食事する機会があって。そのとき、普段なかなか聞けないようなリアルな経営の話が聞けて……ちょっと感動しちゃいました。

B/そうなんですよ。普段交わらない層が、自然と一緒に食事してることもある。年齢や業種が違うからこそ、話していて面白いんですよね。

A/その日だけじゃなくて、その後も繋がりが続いていくのもいいですよね。定期的に集まるようになってるグループもありますし。

B/自分よりも上の世代の話って、聞いていて学びが深いですよね。医療の現場でもそうですけど、人生の先輩の話ほどリアルな教科書ってないなと思います。

一言で言うなら?“セレンディピティ”

ー この場所を一言で言うならば、どういった場所ですか?

A/「セレンディピティ」って言葉が一番しっくりきます。料理も人も、偶然にいいものと出会える。ビジネスで数字とかスペックとか求めがちだけど、ここではもっと人間っぽさが大事というか。

B/その感覚、すごくわかります。予定調和じゃない出会いって、記憶に残るし、自分の考えにも影響を与えてくれる。

A/実際、肩書きとか関係なくフラットに話せる場所って、貴重だなと思います。だからつい「一度来てみなよ」って人に言いたくなるんですよね。

ー そうやって“連鎖”していくのが理想なんです。無理に広げるんじゃなく、信頼の中で自然に広がっていく。それが本当の意味での“隠れ家”だと思っています。
そして、ここが誰かの“人生の節目”や“再スタートの場所”になれたら、こんなに嬉しいことはありません。